サエない日々にさよならを。

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『ロゴ』をしっかり知るために −「”価値を高める”ロゴデザイン入門」セミナーに参加してきました。


2013年3月1日(金)、大阪のソフト産業プラザ イメディオで行われたセミナー「"価値を高める”ロゴデザイン入門」に行って来ましたのでその感想です。

講師はCo'sy Design Studioの佐藤さん(@cosydesign)。以前よりロゴ制作で注目してた方の一人です。その方が講師というのですから、行かないわけにはいきません(笑


ロゴ制作もWebデザイン制作も考え方・進め方は同じ。大きな違いは大きさ、凝縮度、そして使用される媒体の多さ。

一言で感想を言うと、タイトルそのままです。良いロゴデザインの条件やヒアリングするポイント、制作プロセス。基本は同じだったことに正直びっくりでした。

冷静に考えるとびっくりする私の方がおかしいと思います。ただ、そうなった理由はWebデザインばかりやってきて、”それしか”見てなかったせいか、『ロゴ』というものは全く違う世界のモノみたいな感じを持っていたからかと。それがこのセミナーで、いい意味で取り払われたのは非常に良かったです。

では、Webデザインとロゴと何が違うのかというと、制作物の大きさと凝縮度、使用される媒体の多さ。

Webデザインの場合は、画面全体に対して配色・レイアウトしますが、ロゴはその中の一部分。
ワンポイント部分にどれだけ想いを込められて、かつ見る人に対して一目で理解・認識してもらいやすくするかが非常に大切だということ。

また、ロゴは使用されるところが一つだけとは限りません。DTP、販促物、TV、看板など非常に様々。媒体が変わってもちゃんとその会社(チーム)、サービスと認識されるように作る(もしくは使用する媒体をお伺いして、それに合ったものを作る)ことが必要ということかと思います。

…ん?そういや、Webの世界も媒体(デバイス)増えてきてたな…。

微調整が美しさを左右する。

制作上で気をつける内容のひとつとして、錯視部分の調整についてのお話が出てきました。
実際はロゴタイプ(文字部分)のラインの太さ・サイズは同じでも、交わり方で太く見えてしまうことがあるので、目で見て、美しく違和感なく見えるようにわざと一部分の細くしたり、ずらしたり、削ったり。

恥ずかしながら、全く意識していなかったところです(-_-;)。しかし、調整前と調整後を見比べてみると差は歴然。本当、ちょっとしたことなんですけど…。その調整がちゃんとできるかどうかでも制作人としてのレベルの差がでてくるんだろうなぁ…。

実際にロゴを制作しているところを見せていただいたり、最終的に決定された案以外のものや、実際のロゴのラフスケッチ、制作のコツとか、参加しないと見たり聴いたりできないことばかり。非常に非常に濃い2時間でした。

いやー、ロゴの世界って本当に奥深い…(どっかで聴いたセリフ)。

ロゴは『顔』。

さて、何で松山からわざわざ大阪までこのセミナーに行ったのか。理由は以下2つ。

1.デザインのご依頼と一緒にロゴもご依頼いただくことがあるが、そのたびに「ついでにロゴもさくっとつくってよー」と軽いノリで言われることが多かったので何とかそうじゃないと理解して欲しかったから。また、自分でロゴを作る際、その理由がちゃんと言えるようになりたかったから。

もちろん、ロゴは簡単に作れるものじゃない。制作するなりの時間も労力もお金も必要だというのは理解してたのですが、ただ、どう説明していいものか。どう説明すれば納得していただけるのか悩んでいました。

2.クライアント等からの依頼により、デザインを進めている途中で、別ルートで完成されたロゴが届いたのはいいが、それまで制作を進めていたデザインと合わず、ロゴと馴染むように色合い・レイアウト調整するのに時間がかかってしまう事件がたびたびあったため、それを解消するための説得材料が欲しかったから。

別件で先にロゴが欲しいと訴えたこともありましたが、今一歩説得力がなかったのか「無理」の一点張りで押し切られたこともありました。

セミナー後、講師の佐藤さんと名刺交換した後にお話した際、そこでロゴは企業の『顔』だということを教えていただきました。どこに出しても恥ずかしくない『顔』でないといけないのに、それをさくっと作れるわけはない、と。

確かにそうですね。人だって人前に出るときは、メイクをしたりとか、見られてもおかしくはない程度には整えると思います。また、自分で鏡で顔をみて、今自分がどんな顔つきか、自分が今どんな状態か確認すると思います。他人が自分を見るときに一番認識し、ともすれば性格まで判断してしまう部分はまさしく『顔』ではないでしょうか。

そう考えたら、やっぱりささっと作るわけにはいかないかと思います。

…これで少しは説得力が増したかな?
無論、人に合わせて言い方を変えないといけませんが。あとは試してみるのみです。


とても良い2時間を過ごすことができて本当によかったです。ありがとうございました。


これから『女性』として、仕事を続けていくにあたってーWoman's Web Fesに参加してきました。


※お一方、顔出しNGということなので全力ボカシさせていただいております。

2012年6月23日に高松のe−とぴあ・かがわで行われた『Woman's Web Fes』に参加してきました。
レポ、ものすごい遅くなりました(-_-;)

-さて。

(厳密には違いますが)独立して1ヶ月。これから自分として、そして女性としてどう歩むべきか、考えていくべきか、仕事と人生に向きあって行くべきかと考えているときにこのイベントがあることを知り「どう考えてもいかんといかんでしょ、これは」と思いたち、速攻申し込み。というか、今まで女性のためのWeb業界セミナーってなかったよなー…。

で、参加した感想を簡潔に一言でいうと。
「レベル高いなぁ!」
多種多様な立場・視点で非常に楽しめたイベントでした。

「子育てしながらでもできる!フリーランスWebデザイナーの仕事のコツと女子的Webデザインの作り方」鍋坂さん

育児・子育・(フリーとして)仕事の両立についての話。

現在プロとして、そして一人の母親として、どういう心構えで時間配分でそれぞれ向き合っているのか。近い未来、この立場に近くなるであろう私にとって非常に参考になりました。

実は以前、直接お話聞かせていただいていたのですが、改めてご自身のご結婚から出産や子育てに纏わる苦難の話をお伺いして、真摯に向きあう姿はとにかく尊敬の一言しかありません。

あと、ご主人が会場カメラマンとしておられて、セッション後に話が振られていたのですが、まわりのみなさんの理解、支え合いがあるからこそしっかり仕事として応えられているんだろうなぁというのがとても感じられました。

「これからのECは「女ゴコロ」が売上を上げる」古瀬さん

楽天・Yahoo!ショッピングのファッションカテゴリーは昔はメンズからだったのが、レディースに変わっているとか(後で楽天フリークだとお伺いしました)。

男性と女性の購入動線が違うとか(ちなみにこのあたりは動画も踏まえてました)。目からウロコというのはこういうことをいうんだなーと非常に実感しました。

懇親会で初セッションだったと伺って、さらにウロコが落ちたのはいうまでもありません。

「スタートは、いつからでも出来る!!~専業主婦から再就職そして、フリーランスへ~」岡崎さん

途中から事情が似てたこともあり、少し自分の過去に重ねつつお伺いしてました。
最後の「いつでも全力でまっすぐに進んでいけば、道は拓ける!!」に大きな勇気をいただきました。
『仕事は獲て』いきましょう、ですね。

懇親会でお話できなかったのがちょっと残念でしたorz

「IAが設計するのは情報→サービス→自分」ドアラ藤田さん

最初の段階でちょっと「なんとなーく難しそーだなー」という印象を抱いてしまったのですが、「ステークホルダー(利害関係者)に価値を伝えるための最短・最適なアプローチ」と考えるとすとーん、と理解することができました。

頭の中にあるものはアウトプットしないと伝わらない」これは納得です。だけど、そのアウトプット(言語化)が難しいところでもあるので、そこは量を重ねる&推考を今後きっちりしていかないとなぁとは心底思いました。
あと、土下座の練習もしたほうがいいんでしょうか(違)。

にしても。Facebookで「ドアラさんセッション。」と呟いたら何人かに「いいね」押されてたのが未だに謎ですorz

「女性が挑む、チームを変える!働き方を変える!チームマネジメント」山田さん

女性が多い会社でどのようにマネジメントをしていくかという話ではありましたが、聞いててなんとなーく男性にとって耳が痛い話が連発されたなーという感じが(でも、そこは無視してはいけない道)。

育休にまつわる裏話から、不公平感が出ないよう会社の根本的な考え方を記した『Gofield Way』が生まれた話の部分は今後女性の雇用を増やしていきたいと考えている企業にとっては非常に参考になるのではないか、と。

…まあ、いろいろーとぶっちゃけられてましたが…大丈夫かな(^^;

「東京デザイナー暮らし「ここだけの話」 ~ スキルの仕入れ方&売り方を考える」黒野さん

まったりとした口調がそうしたのかはわかりませんが、ものすごーくココロに染みたセッションでした。

生き方全体が営業になる」「自分が幸せだと人を幸せにできる」の言葉は
自分自身を否定しちゃだめだよ」という見えないメッセージをいただいているようにも思えました。

んで、このイベントで初めてご結婚されていることを知りました(大変失礼しました><)

参加して改めて考える。



男性には男性のドラマや事情があるように、女性にもドラマや事情があります。
お互いの立場・事情を根本から理解してこそ、よりよい関係が構築できると常々思ってましたのでこういうイベントを行なわれたのは非常に良かったと思います。

あえてひとつ。
今後の課題をいうとすると、『男性の参加』をもっと募るようにすることでしょうか?

現状、どうしても会社運営の鍵を握っているのは大半は男性ですから、男性も気軽に参加していただいて聴いていただけるようにしておかないと、結局女性だけになり、相互の理解や助け合いができなくなって、本当の意味での『シェア』ができなくなるんじゃないかと心配はしました。

あと、内容がとても非常によかったのに女性だけというのは大変もったいない。
このイベント、他県でもプロジェクトが進んでいるようですので、もっといろんな人を巻き込んで進化していってくださることを期待します。

※イベント一連内容はTogetter参照で。今見なおしても濃いなー…。



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brightflavor

フレーズライン ・ Webデザイナー・グラフィックレコーダー

愛媛県松山市でWebデザイン、UIデザインのお仕事を主に、イラストやアイコン制作、グラフィックレコーディングなども対応中。

制作使用アプリ…Adobe Photoshop、Illustrator、Adobe XD(元Adobe Fireworks Loverなので、今でもご要望があれば使用)。

また、ディレクションとプロジェクトマネジメント系の知識も進行上大事と考えて勉強しているおかげで、デザイナー視点からの提案依頼や進行管理のお仕事も徐々に増えつつあり。

ねことコーヒー、マイナーなマンガと心理学、真相追求系のお話、料理とダンナが好き。気になるセミナー・イベントがあれば、お金と時間と体力が許せば大抵行く。

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